失踪した家族や友人、恋人や家出してしまった身内、恩師や昔の恋人など特定人物が今現在どこにいるのか、何をしているのか、など行方を調べる行方調査も探偵が個人から依頼されるメジャーなお仕事です。
人探しや訪ね人調査など探偵事務所によってサービスの名称は異なりますが、行方が分からなくなってしまった相手を探し出すと言う業務内容は同じです。
行方調査で多いのは、やはりいなくなってしまった家族を探す依頼です。日本では毎年非常に多くの行方不明者が出ますから、警察に届け出てもよほど事件性がない限り、しっかり捜査して貰いにくいのが現状です。
ですから、警察に度々いなくなった家族の行方を探して欲しいと懇願しても拉致があかず、ついに自腹を切って探偵事務所に行方調査を依頼する流れになるようです。もちろん日本の警察は行方調査に関しても欧米の探偵のように、警察の情報を流して貰ったり警察と連携して行方不明者を探し出すことは基本的にありませんので、行動調査などと同様、張り込みや聞き込み、関係者の尾行などの地道な行動を繰り返すしかありません。
行方調査で依頼人が求める結果が出せるかどうかはケースバイケースですが、手がかりになる情報が多いほど相手を見つけやすくなるのは確かですし、また行方不明になってから時間が早い程発見の可能性も高くなると言われています。
また、失踪した家族以外の依頼例だと、お金を貸して返して貰えないまま姿をくらましてしまった知人や、昔好きだった相手や恋人、お世話になった恩師などを探して欲しい、と頼まれるケースが多いようです。 |